モルックをチームビルディングとして効果的に行うために気をつけるべき点
モルックをチームビルディングに活用するのは、手軽でルールも比較的簡単なため、とても良いアイデアですね。参加者同士のコミュニケーション促進や戦略的思考の共有にも繋がります。
モルックをチームビルディングとして効果的に行うために気をつけるべき点は以下の通りです。
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1. モルックでチームビルディングの計画・準備段階での注意点
- 目的の明確化と共有:
- 「なぜモルックなのか」「モルックを通じてチームに何を得てほしいのか」(例:コミュニケーションの活性化、戦略的思考の体験、一体感の醸成など)を明確にし、参加者にも事前に伝えておくと、より意識的に取り組めます。
- 参加者への配慮:
- 運動経験や体力差: モルックは比較的誰でも楽しめるスポーツですが、投げる動作があるので、体力に自信がない人や運動が苦手な人への配慮は必要です。チーム編成や役割分担で工夫しましょう。
- ルール説明の徹底: 全員がルールを正しく理解できるように、事前に丁寧な説明の時間を設けます。特に「50点ぴったりで上がり」「50点を超えると25点に戻る(バースト)」「3回連続ミスで失格」などの重要なルールは、図や実演を交えて分かりやすく伝えましょう。
- 服装・持ち物のアナウンス: 動きやすい服装、運動靴などを推奨し、必要であれば帽子や飲み物などもアナウンスします。
- 場所の選定と安全性確保 (大阪での開催を考慮して):
- 適切なスペースの確保: スキットル(ピン)やモルック(投擲棒)が飛んでも安全な、ある程度の広さ(最低でも幅5m×奥行き10m程度)が必要です。近郊でモルックが許可されている公園、グラウンド、多目的スペースなどを探しましょう。屋内で実施する場合は、床を傷つけないか、音は問題ないかなどを確認します。
- 天候への備え: 屋外で行う場合は、雨天時の代替案(屋根のある場所、別の日程、別の屋内アクティビティなど)も検討しておくと安心です。
- チーム編成の工夫:
- バランスの考慮: 部署や役職、年齢、性別、モルック経験の有無などが偏らないように、バランス良くチームを編成すると、コミュニケーションが促進されやすくなります。
- チーム数の調整: 参加人数とコートの数、進行時間を考慮して適切なチーム数を設定します。1チームあたりの人数が多すぎると、待ち時間が長くなる可能性があります。
- 用具の準備:
- 参加チーム数に応じたモルックセット(スキットル、モルック)、得点板、筆記用具などを準備します。
2. 実施中の注意点
- ファシリテーターの役割:
- ルールの再確認と質疑応答: ゲーム開始前に再度ルールを確認し、質問を受け付けます。
- 雰囲気作り: 参加者がリラックスして楽しめるような声かけや、場を盛り上げる工夫が大切です。過度な競争ではなく、協力や応援を促す雰囲気を作りましょう。
- コミュニケーションの促進: チーム内での作戦会議を促したり、ナイスプレーには称賛の声をかけたりするなど、自然なコミュニケーションが生まれるようにサポートします。
- 時間管理: 予定通りに進行するように、各ゲームの時間配分に気を配ります。
- 安全管理: プレイエリアに人が立ち入らないように注意喚起するなど、安全に配慮します。
- 全員参加の促進:
- 特定の人が投げ続けるのではなく、チーム内で順番に投げる、作戦を一緒に考えるなど、全員が何かしらの形で関われるように促します。
- 投擲が苦手な人でも、スキットルの配置を覚えたり、得点計算を手伝ったりするなど、チームに貢献できる役割を見つけられると良いでしょう。
- 勝敗へのこだわりすぎに注意:
- あくまでチームビルディングが目的なので、勝敗にこだわりすぎて雰囲気が悪くならないように注意します。楽しむこと、協力することの重要性を伝えましょう。
- 休憩と水分補給:
- 特に屋外や長時間の実施の場合は、適度に休憩を取り、水分補給を促します。
3. 実施後の注意点
- 振り返りの実施:
- ゲーム終了後、チームごとや全体で感想や気づきを共有する時間を設けます。「どんな作戦がうまくいったか」「チーム内でどんなコミュニケーションがあったか」「今回の経験をどう活かせるか」などを話し合うことで、学びが深まります。
- アンケートなどを活用して、参加者の意見を収集するのも良いでしょう。
- 成果の共有と称賛:
- 優勝チームだけでなく、ユニークな作戦を立てたチームや、チームワークが良かったチームなどを称賛することで、参加者全体の満足感を高めます。
- 日常業務への接続:
- モルックを通じて得られた気づき(コミュニケーションの取り方、目標達成のための戦略、協力の重要性など)を、今後の業務にどう活かせるかを考えるきっかけを提供できると理想的です。
モルックは、戦略性、チームワーク、そして適度な運も絡むため、チームビルディングの題材として非常に優れています。これらの注意点を意識して企画・運営することで、参加者にとって楽しく、かつ学びのある時間となるでしょう。
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